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Tファイター茜 episode.8

 もうすぐクリスマスですね。
今回は久しぶりのコメント返信もあります。






 Tファイト同好会の存続を賭けた生徒会との戦いから1週間が経った。Tファイト同好会は正式にサークルとして認められ、部室も与えられた。毎日放課後になると、茜は雪乃と合流し湶の待つ部室へと来る。そこで各自、新しいスキルを買うためにTマネーを溜めたり、お互いの力を高めるためにスパーリングをしたりしていた。茜達は今日も、部室へと向かった。

 それぞれが充実した毎日を送っていたが、皆、ある一つの事が気がかりになっていた。

 「今日も姫璃先輩、来てないんですね」

 「うん、もう5日は見てないね」

 部室の扉を開けて、開口一番、茜が部屋を見回して言った。

 「そんなに生徒会の1年に負けたのが悔しかったのかな?早乙女芽衣だっけ?あの子。心配しなくても、そのうちひょっこり戻って来るでしょ」

 雪乃は鞄を机の上に置くと、読みかけの本、ガチンコ・T・ファイトクラブを手に取って椅子に腰かけた。

 「雪乃、そんな言い方……」

 茜も机に鞄を置き椅子に座った。

 「まぁまぁ、この間の負けがショックだったんだと思う。姫璃さんはプライドが高いからね。きっと、彼女は強くなって戻ってくるよ」

 窓から外を眺めながら、湶がそう言った。時刻は放課後のため、下校をする生徒が沢山見える。その中に小さく、金髪の少女の後姿もあった。

 「……さぁ、時間になったらさっそく始めよう?今日は1対2の変則マッチをしよう。茜ちゃんと雪乃ちゃんの二人で、かかってきて良いよ?」

 「本当ですか!?茜!今日こそ湶さんに勝つよ!」

 「うん!覚悟してください、湶さん!」

 「ふふっ、その代り、私も結構強めに行くからね」

 そうして3人は、Tベルを起動した。

 夕方のオレンジ色の街中を、一人の少女が歩いていた。サラサラとした金髪、豊満な胸、むっちりとした太もも。誰から見ても目を引く容姿の少女だが、その目はどこか沈んでいた。

 「はぁ……私には、Tファイトの才能が無いのかしら。街外れのジムに通って、一通りのレッスンはこなしてきたつもり。それでも、湶にはおろか、あの生意気な雪乃、そして2年も年下の早乙女芽衣……。私は……本当は……弱い……。こんな状態じゃ、とてもじゃないけれど、サークルに顔出しなんて……出来ませんわ……」

 そう、姫璃はこの間の敗戦で自信を粉々に打ち砕かれていた。

 「もう、Tファイトなんて……」

 そう言いかけたその時、帰路の途中にある公園の片隅が光っているのが見えた。

「あの光は……Tファイトをしているんですのね」

 Tワールドにアクセスしている時は、自分の周りを囲うようにして光の輪が空中へと伸びている。姫璃は、目を凝らしてみて見ると公園の片隅で5人の女子学生がTファイトをしているところだった。
 
 「でも、あの3人の制服、隣の学園の……なんか、怪しいですわ」

 そう、5人のうち、3人は、隣の雛菊学園の制服だった。しかも、3人とも規定よりもだいぶ短いスカートを履いていて、傍から見ても”真面目”とはかけ離れていた。その3人が姫璃の通う小鞠学園の制服の女子を囲むようにしてTワールドへとアクセスをしている。

 「様子を、見てみようかしら」

 姫璃は公衆トイレの物陰に隠れると、Tベルを起動し、Tワールドへアクセスをした。Tベルの機能から、周囲で行われているTファイトへの自動接続を行い、観戦モードを選択した。

 Tファイトのステージは、特に選択をしなければ周囲の環境に似たステージが自動的に選ばれる。

 彼女達が戦っているステージは、案の定公園だった。トイレを催した建物があり、ブランコがあり、シーソーがあり、ジャングルジムがある。広めの公園。そのベンチが観覧席となっていた。姫璃は、Tワールド内の服装、自分のお気に入りのお嬢様のようなドレスを着てベンチに座っていた。

 公園の中央では、案の定先ほどの雛菊学園の3人と、姫璃の通う小鞠学園の2人がTファイトをしていた。しかし、それは戦いとは程遠いものだった。既に小鞠学園の生徒の一人はぐったりした状態で触手に巻き付けられ、ブランコの柱に拘束されており、もう一人は地面に仰向けに押さえつけられて雛菊学園の3人から凌辱をされていた。

 衣服は剥がされ、手を横に広げたTの字でそれぞれ、右腕と左腕に一人ずつ、そして足にも一人が跨り、ほぼ完全拘束に近い状態でくすぐり責めをされていた。

 二人とも、数十分前から責められていたのだろう、息も絶え絶えになっている。

 「なっ、どういう事!?あんな状態なら、ギブアップするべきですわ……」

 そもそも3対2の不利な戦いで、逆転できない状態なのならばギブアップするのがふつうである。だが、戦いが続けられているという事は、彼女達はギブアップしていないのだろう。しかし、姫璃はTベルに表示されているルールを見て驚いた。

 「そんな……デスマッチ……!双方、ギブアップが出来ず、相手を失神させなければ勝負が終わらないルールだなんて、どうしてそんなルールで……」

 姫璃は近寄ってみた。

 「…………ぁ…………はは……はは…………」

 「もう、だらしなーい。また失神しそうになってるんですけどー」

 「キャハハ、ウケるー。またアソコ弄ったらビクビク言い出すのかなー」

 「やってみてやってみて!」

 動けない事を良い事に、足の間にいる生徒が押さえつけられている生徒の秘部に指を伸ばす。

 クリクリクリクリ……クチャクチャピチャピチャ…………

 「はぁぁん!!イッ、いやぁぁ……あああああああ!!!」

 体をビクビクと無意識に抵抗しているが、3人で押さえられているため、手足は動かず、首や胸がいやらしく動くだけだった。

 「あなた方、一体何をしていらっしゃるの!もうこの2人は戦う気力なんてありませんわ!」

 3人に責められている小鞠学園の生徒は、すでに意識が虚ろとなり、あと数分責められただけで失神しそうになっていた。

 「あぁ?ナニあんた?どっから入ってきたの?つーか、誰ぇ?」

 「あたしたちの空間なんですけどー、邪魔しないでくれる?」

 「マジ出てけー」

 3人は一斉に姫璃の方を向き、にらみつけてきた。

 「デスマッチだなんて、バカな事をしていないで早く止めなさい!もう勝負はついていますわ!」

 姫璃が臆することなく言い返すと、雛菊学園の生徒の一人が立ち上がった。装備は彼女の趣味なのかそれとも普段着なのか、だぶついたジャージ、そしてメッシュの入った茶髪で細身な女性だ。彼女が3人のリーダーらしい。

 「勝負?何言ってんだか。こいつらが大人しくTベルを渡さないから、ちょっとお仕置きしてあげてるだけだしー」

 「そうそう、勝負とかしてないしー。あっちのやつは絶対に失神させない快楽責め。そんでこいつは、絶対に失神させないくすぐり責めってね」

 「Tベルを?そんな、他人のTベルを奪おうなんて、許せませんわ」

 「へぇー?じゃあどうすんの?」

 「このデスマッチ、私も混ぜていただきます。あなた方、この私が成敗して差し上げますわ!」

 Tファイトで団体戦をする時は定員人数を両チームで同じにしなければならない。雛菊学園3人に対して、小鞠学園は2人。つまり、小鞠学園にはあと1人分空きがあるのだ。

 「上等じゃん。デカ胸女。こっちょこちょのアッヘアヘにしてやんよ!覚悟しなっ!」

 「そのセリフ、そのまま返して差し上げますわ」

 こうして、姫璃がデスマッチに乱入した。

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<げら子>
「茜シリーズのストックが底がついたって、げらくが笑ってる」

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